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初めて読んだ翻訳ミステリー

まず初めに。
作家の赤江瀑氏が亡くなりました。昨夜、ネットで一報をみて大変驚きました。
初期の赤江作品はずいぶん読みました。
「オイディプスの刃」「獣林寺妖変」「ニジンスキーの手」「雪華葬刺し」・・・・。
当時はあまり文庫化されなかったので財布とにらめっこしながら単行本で買っていた記憶があります。
一昨年亡くなった北森鴻氏も同じ山口県出身。ジャンルも作風も違うけど、なにか、どこか似た源流があるような気がするのですが、巧く表現できません。
大変残念です。ご冥福をお祈りします。

本来の話に戻ります。

初めて読んだ翻訳ミステリーはなんですか?
有名どころならアガサ・クリスティー、エラリー・クィーンにコナン・ドイルとか。
映像化されたものの原作を読んだのが初めて、というパターンもあるでしょうね。
スティーブン・キング、ジョン・グリシャム、トマス・ハリス、ダン・ブラウン・・・・。

私の場合は・・・・実は覚えていません。
中高生の頃は本より映画だったので、ひょっとしたらクリスティーの「オリエント急行殺人事件」かもしれません。
世代的には角川映画の洗礼を受けているので、横溝正史、大藪春彦はかなり読みましたけどね。
それにド真ん中で「ガラスの仮面」世代です。だからエミリ・ブロンテの「嵐が丘」はお約束。(わかる人だけわかる)
「嵐が丘」はミステリーじゃないんだろうけど、やってることはかなりミステリーな気がします(笑)
ちなみにお勧めはキャサリン・フランクの「エミリ・ブロンテ~その魂は荒野に舞う」という彼女の生涯を追った”研究本”です。これを読むとブロンテ姉妹の作品がわりと読みやすくなるかも。

その「カテゴリーは違うけど受けた印象はミステリー」みたいな広義の解釈を認めてもらえるならば、幼稚園の時に読んだ誰もがお馴染みの【童話】が私にとっての”初”翻訳ミステリーです。

だって考えてみて下さい。
狼に襲われたり、継母に殺されかけたりするんですよ!?
シンデレラの義姉なんか、ガラスの靴を履くために”ちょっとはみだす”つま先やら踵やらを切り落としちゃうんです。しかも母親が「おまえ少し切りなさい」とサラッと言ったりして。
ヘンゼルとグレーテルはそもそも子捨てです。『二人はおうちに帰りました』・・・・って、自分を捨てた親がいる家に~~~?と思ってビックリしたら『(子供をすてることを主張した)継母はもう死んでいましたとさ、めでたしめでたし』というまさに衝撃のラスト。
あまりディズニー映画のようなランラン♪と歌いたくなるような楽しい印象は受けませんでした。
そして、書かれている生活様式が初めて触れる「外国の暮らし」なんですよね。
天蓋付のベッドとか(自分→親子川の字の布団、なんと丹前付き)、朝食がパンとチーズだとか(自分→米、納豆、生卵:栄養価では負けてない)、夜は血の滴るステーキとワインとか(自分→焼き魚、時々ジンギスカン)。
そうそう「粉をひく」というのがなんのことやらわからず、米を研ぐのとどう違うのか?と悩んでましたね、長いこと。
まぁ「コテコテの昭和」の生活をしている子供にとって本当にまるで違う世界だったのです。

日本とは違う価値観、次にどうなるの?というドキドキ感、え~~っ?と思うラスト、読後の微妙な引っかかり(笑)、今翻訳ミステリーを読んでいる時の気持ちと変わりありません。

ということで、私が人生で初めて触れた翻訳ミステリーはグリム・アンデルセン・イソップです(笑)

【札幌読書会】の詳細についてはコチラ↓
http://d.hatena.ne.jp/honyakumystery/20120615/1339714552

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