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「虚無への供物」読書会レポート そして次回予告

こんにちは。miho09starです。
もう秋の気配が聞こえてくる北国からお送りします。

「翻訳ミステリー札幌読書会in小樽」も盛況のうち幕を閉じました。
遠く道外からも参加された皆様、そして札幌市内及び近郊から参加された皆様、本当にありがとうございました。

おもえば私が20代に中井英夫を読み始めたころは「この感想は誰とも話すことができないのだな」と一人で思っていましたが、多くの皆さまと「虚無への供物」について語ることができたことはやはりインターネットの時代ならではだと思います。

難解と言われるこの作品、特に「犯人」については
「作者が本当の犯人では?」
「(犯罪を楽しんでいる!?)読者が犯人だと付きつけているのではないか!?」
などなど様々な意見がでました。
「パパへの供物」なのでは、などというキーワードも出ました。
ミステリそのものを否定している、読者を否定しているのは?という意見も出ましたね。

「アンチミステリ」「奇書」などのイメージから色々想像されたようで、読後感も
「エンタメとして楽しめた」
「まったく理解できなかった」
「上から目線の小説」
「なんだったんだろう・・・」
などなど意見が割れました。
雰囲気を味わったり、作中の映画、音楽、小説も楽しみだったという声もありました。
もっともツイッターなどでは読むのに苦労している呪いの言葉(?)のようなつぶやきも時折散見されましたが(笑)

参加された皆様の様々な解釈を聞き、楽しみ、新たな発見があったのはやはり読書会ならではと思います。
当日は晴天にも恵まれ列車から青い海をながめながらのんびりと旅行気分になったのもいい思い出です。
作品にちなんで青や黄色の薔薇を折り紙でいただき、胸につけて楽しむことができました。
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昨年の乱歩に続いてのスペシャル企画ですが、来年はどうなることでしょう。
世話人達の体力と相談しながら考えたいと思います。

さておなじみの札幌読書会の二次会です。 今回は地元の方推薦のお店へ。

まず入るとどーんと熊の開き、じゃなくて熊の敷物風の巨大なタペストリー(表現合っている!?)が壁に貼りつけてありました。さすがワイルド感あふれる演出です。
記念撮影する人続出。
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ここでも話はオーバーヒートしていました。はい。
仲居さんの機敏な動きにより次々と海の幸が運ばれてきます。
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ゆったりとしたお座敷でまるで温泉旅館にでも行ったかのような雰囲気です。
珍しく瓶ビールだったのですが、次から次へと栓が抜かれ、ビール瓶の山が転がっていました。

二次会から急遽参加になった方もいらっしゃいまして(ありがとうございます)小樽の夜はとっぷりとふけていくのでした。

出張編としても楽しい会でした。
次はあなたの街で!お会いできるかもしれませんよ!!


さて。もうすぐです。
何のことでしょうか。

今回珍しく課題図書をすでに読みました!えっへん(自慢することでもないですが)
いや、読んでおかないと忘れそうなのです。はい。

10月の課題図書は「ゴーストマン 時限紙幣」です。
最初「時限紙幣」と聞いて?マークが浮かんだのですが読んでみて納得。なので読んでみてください。

・・・ここで話が終わってしまってもなんですので。

でも「時限紙幣」って言い得て妙ですね。本を読み終わってポン!とひざを割れるほどたたきそうになりました。
そして漢字四文字にしびれます。
まるで昔のプログレッシブロックのピンク・フロイドの邦題「原子心母」とかを思い出しました。
(もっともピンク・フロイドの方は直訳のようですが・・・)

不思議なことにノアールなのに爽快感があるという不思議な作品です。
ええ、ゴーストマンです。犯人です。
なのにこのすっきりとした感じ。疾走感。
・・・おかしいなあ・・・私は善良な、時計台の鐘がなる某市の健全な市民なのですが。

私のようなノアール初心者でもとても楽しめ、堪能できました。
ぜひ、初心者の方も、ノアールならたっぷり語れますよ、という方もそろってご参加ください。
(おいしいものがあればどこでも行きたいmiho09starでした
 
ゴーストマン 時限紙幣ゴーストマン 時限紙幣
(2014/08/08)
ロジャー ホッブズ

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